よくある質問

よくある質問をまとめました。
下記にないお問い合わせは、お電話にてお問い合わせください。
TEL:0725-40-1199

A)ワクチン編

  1. 1. ワクチンの接種間隔はどれくらいあければよいでしょうか?
    生ワクチン接種後では1ヶ月、不活化ワクチン接種後では1週間あけて、次のワクチン接種(生、不活化ワクチンともに)をします。
    ○生ワクチンは、BCG、麻疹・風疹混合(MR)、みずぼうそう、おたふくかぜワクチン
    ○不活化ワクチンは三種混合(DPT)、四種混合、肺炎球菌、ヒブ、日本脳炎、B型肝炎、インフルエンザ、子宮頸がんワクチン
  2. 2. インフルエンザワクチンの免疫はどれくらい持続しますか?
    2回目接種後1〜2週で抗体が上昇し 始めて、1ヵ月後にピークになるといわれています。またその後3.4ヶ月で 徐々に抗体が下がってきます。接種後4―5ヶ月程度は免疫が持続すると考えて良いでしょう。ただし、各個人のワクチンに対する反応や環境によっても変化します。
  3. 3. 卵アレルギーですが、予防接種は受けられますか。
    麻しん風しん(MR)ワクチン、インフルエンザワクチン、おたふくかぜワクチンには鶏卵成分が含まれています。しかし、近年は高度に精製され、その量は極めて微量であり、通常は卵アレルギーがあってもほとんど問題となりません。しかしながら、卵を食べてアナフィラキシーショックを起こすような重篤な卵アレルギーがある方は、接種を見合わせます。軽い症状とか血液検査(IgE RASTなど)のみ陽性の人たちは通常接種可能です。かかりつけの医師と相談してください。
  4. 4.同時接種では、ワクチンの効果が低下したり、副反応が増えたりしますでしょうか?
    同時接種は、一度の接種機会に複数のワクチンを接種することです。日本小児科学会では同時接種は単独接種と同様の効果があり、それぞれのワクチンによる副反応が増えたりや突然死はないと考えています。むしろ1) 各ワクチンの接種率が向上する。2) 子どもたちがワクチンで予防される疾患から早期に守られる。3) 保護者の経済的、時間的負担が軽減する。ことから、利点の方が多いと考えています。
  5. 5. 同時接種では、ワクチンの効果が低下したり、副反応が増えたりしますでしょうか?
    いずれの病気も自然に治ると軽く考えられていますが、重症化して入院する場合こともあります。おたふくかぜでは髄膜炎の合併や、耳が不自由になること、精巣が腫れたりすることもあります。みずぼうそうでは脳炎や肺炎も併発することもありますので、ワクチンの接種をおすすめ します。
  6. 6. 予防接種を受けられない場合があると聞いています。どのような場合でしょうか?
    1) 心臓病、腎臓病、肝臓病、けいれん、血液、免疫不全などの病気で治療を受けているこども(主治医の先生の許可がいります)。
    2) 予防接種のために発熱や発疹、蕁麻疹などアレルギー症状がみられたこども
    3) ワクチンに含まれる成分(卵や抗生物質、安定剤など)に強いアレルギーがあるこども
    4) 急性の病気で薬を飲む必要のある場合、また、その後の病気の変化がわからない場合
    5) 接種場所で体温が37.5度以上の場合。
    6) 妊娠している人は風疹・麻疹などの生ワクチンの予防接種を受けることが出来ません。
    上記に該当していなくても、医師が接種不適当と判断した際には受けることができません。
  7. 7. 基礎疾患のあるこどもはワクチン接種ができないのでしょうか?
    ここでいう基礎疾患とは、先天性の心臓の病気、うまれつき免疫が弱い、アレルギー体質、発達の遅れ、てんかん、糖尿病、腎臓病などを指します。基礎疾患がある体の弱い子どもたちこそ、ウイルスによる病気(麻疹、みずぼうそうなど)や、細菌による病気(細菌性髄膜炎、百日せきなど)といった病気から守るために、予防接種が必要とも考えられています。主治医の先生とじゅうぶん相談したうえで、接種を検討してください。
  8. 8. 副反応のことを教えてください
    ワクチンを接種した際に副次的に起こるからだに有害な反応のことです。薬の場合は副作用といいますが、ワクチンでは副反応といいます。予防接種後、接種した部位が赤くなったり、熱が出たりなどが、一般的によく認められるワクチンの副反応です。まれには、アナフィラキシー(ワクチンが体質に合わずに、アレルギー反応などにより呼吸困難やショックなどの強い症状がでること)という重い症状が起こることもありますが、そのほとんどは接種直後に出現します。したがって、接種後30分は、医療機関内など連絡のつきやすいところにいるようにしてください。
    副反応の症状と程度によっては、医師から市町村長へ副反応の報告がされます。また、重い副反応の場合には、予防接種法に基づく健康被害救済がなされます。

B)一般編

  1. 1. 急いで病院に連れて行かなければならないのはどのようなときでしょうか?
    1.生後3か月以内の発熱
    2.ぐったりして意識がはっきりしない
    3.何度も嘔吐している
    4.呼吸が苦しそう
    5.ひきつけが5分以上つづいたり、繰り返す場合
    以上の症状が見られる場合は、必ず病院に行き、医師に診断してもらいましょう。
  2. 2. 高い熱があります。大丈夫でしょうか?
    熱の高さと病気の重さとは、必ずしも関係ありません。高熱でも機嫌良く、顔色良く、水分がとれていればあわてる事はありません。高熱だけで、発達障害を残したりすることはありません。どのような病気のために熱が出ているかが重要です。
  3. 3. 解熱剤はどのように使えばよいでしょうか?
    発熱はからだの中でウイルスや細菌のはたらきを押さえようとする正常な反応です。解熱剤を使う場合には、熱を下げるというよりも気分を良くして楽にさせるためのものと考えてください。また、熱を下げる効果は一時的ですので、ふたたび熱が上がることもあります。
  4. 4.発熱、下痢や嘔吐のときにはどのようにして栄養をとればよいでしょうか?
    発熱、下痢、おう吐のあるときには無理に食事をする必要はありません。おなかが十分に動いていませんので、おなかを安静にしてください。水分(お水、お茶、イオン飲料)を少しずつ頻回に与えてください。食事はこどもがほしがったときから少しずつ消化の良いものを与えてください。
  5. 5.薬を嫌がって飲みません。どうしたら飲めるようにならかしら。(乳児)
    (1)シロップ剤の飲ませ方:容器を軽く振って混ぜ合わせ、スポイトで舌の奥のほうにたらして上げます。スプーン・哺乳瓶の乳首・おちょこなどでもよいです。
    (2)こな薬の飲ませ方:乳児には少量の水をたらして練り、ほっぺの内側や上あごの部分に塗りつけた後、哺乳もしくは哺水させます。
  6. 6. 薬を嫌がって飲みません。どうしたら飲めるようにならかしら。(幼児)
    少量の水やジュース(必ず飲みきれる10〜20 ml位)に溶かしてシロップと同じ様にしてもよいです。薬によっては苦みが増しますので、また、ヨーグルトやアイスクリーム・市販のお薬服用ゼリーに混ぜて食べさせてもいいです。1才未満のお子さんには、蜂蜜は使用しないでください。
     そしてちょっとでも飲めたら、「ほめてあげる」ことを忘れないようにしましょう。ごほうびを用意してもよいでしょう。また、「ママといっしょに飲もうね」とママも飲んでみせるのも有効です。